シリーズ累計発行部数が125万部を突破している「素材採取家の異世界旅行記」。
「第9回アルファポリスファンタジー小説大賞」において大賞・読者賞をダブル受賞するなど大人気作品ですが、何故かパクりという噂が流れています。
そこで、今回の記事では「素材採取家の異世界旅行記」がパクりと言われる理由について説明していきます。
また、原作購読者の僕が「素材採取家の異世界旅行記」の魅力も紹介するので、ぜひ多くの方々に見て欲しいです。
この記事で分かること
- 素材採取家の異世界旅行記がパクりと言われてしまった理由
- 素材採取家の異世界旅行記の魅力
※この記事は原作のネタバレを含むのでご注意ください。
目次
【結論】素材採取家の異世界旅行記はパクりではない
早速結論ですが、素材採取家の異世界旅行記はパクり作品ではありません!
確かに、異世界転生ものは王道のストーリーですが、主人公が素材採取家というのは非常に珍しいです。
また、恋愛要素が一切無い点も稀でしょう。
素材採取家の異世界旅行記がパクりと言われる理由2選
まずは、「素材採取家の異世界旅行記」がパクりと言われてしまった理由について2つの観点から説明していきます。
異世界のんびり素材採取生活とタイトルが似ているから
「素材採取家の異世界旅行記」がパクりと言われた理由の1つ目は、「異世界のんびり素材採取生活」とタイトルが似ているからだと考えられます。
確かに、素材採集と異世界という文字がそれぞれタイトルに入っていますね。
また、「素材採取家の異世界旅行記」は作風がほのぼのしていますし、「異世界のんびり素材採取生活」にはのんびりという文字が入っています。
このように、両者のタイトルが似ていることからパクりという噂が流れた可能性があります。
ただ、「素材採取家の異世界旅行記」の初版発行日は2018年11月、「異世界のんびり素材採取生活」は2021年7月と「素材採取家の異世界旅行記」の方が先に発売されています。
異世界のんびり素材採取生活と序盤の流れが似ているから
「素材採取家の異世界旅行記」の主人公タケルは転生後トルミ村に到着する一方で、「異世界のんびり素材採取生活」の主人公蘇材集は転生後フェルミ村に到着します。
また、タケルと蘇材集は素材を鑑定する際に調査(スキャン)という魔法を駆使します。
確かに、最初に到着する村の名前が似ていますし、鑑定のための魔法も調査という同じ名称ですね。
Web小説はタイトルや内容が似てしまうこともありますが、序盤の流れが少し似ているためパクりという声が挙がってしまった可能性があります。
素材採取家の異世界旅行記の魅力3選
ここからは、「素材採取家の異世界旅行記」の魅力を3つ解説していきます。
主人公タケルの人柄が素敵
「素材採取家の異世界旅行記」の魅力の1つは、主人公タケルの人柄です。
タケルは地球で生活していたのですが、神様によって死んだことにされて異世界の「マデウス」に転生します。
最初にトルミ村という場所に辿り着いたタケルは風呂が全くないなど困難に直面しますが、郷に入っては郷に従えの精神で環境に適応し村の人々から受け入れられます。
また、面倒見が良いタケルは、種別に関係無く年齢が下の子供達から好かれている様子が描かれていました。
例えば、古代竜ボルディアスの子供であるブラック・ノウビーの孵化に尽力したことにより、タケルは突如ブラック・ノウビーのお世話をすることになります。
タケルが可愛がっているのがブラック・ノウビーにも伝わるのか、懐いているのも微笑ましいですよね。
また、タケルは非常に素朴です。
3巻18話にてタケルはゴブリンの襲撃からベルカイムの町を救ったため、ギルドマスターは恩義を返すべく自分ができる範囲で何でもすると語ります。
すると、タケルは「美味しいカニであるモンブランクラブの生息地を教えてください」と返答するのでした。
タケルの返答を受けて、ギルドマスターとウェイドさんが爆笑してたのも微笑ましかったです!
作風がのほほんとしている
異世界転生ものと言えば、魔法を駆使して敵を倒しまくるというのが王道ですよね。
ただ、「素材採取家の異世界旅行記」は主人公のタケルが素材採取家という後衛タイプであるため、バトルシーンはほとんどありません。
勿論、バトルシーンも稀に出てきますが、コミカルに描かれることが多いです。
例えば、タケルと仔竜のブラック・ノウビーが大きなカニと戦う場面では、とどめを刺す前に「命に感謝を忘れずに」と呟いていました。
また、雑貨屋の主人ジェロムさんや宿屋の女将コンフィアさん、旅先の道中で出てくる方々、ベルガイムのクレイストンやギルドマスターなど心優しき人物が数多く登場します。
この方達が、異能を与えられているタケルに対して驚きつつも温かく迎え入れる場面を見ると心が和みます。
このように、作風が穏やかなところも「素材採取家の異世界旅行記」の魅力の1つでしょう。
僕はジェロムさんが大好きです!
ハーレム系統ではない新鮮さを感じる
異世界転生ものでは、前世で冴えなかった主人公が転生後にモテまくるという展開が多々あります。
ただ、この作品はハーレム系統ではないというところに新鮮さを感じます。
タケルは長身で顔も良く高ランクの素材を次々と見つけてくるのでモテそうですが、作中に登場する女子からは「礼儀正しく仕事をしっかりとこなす良い人」として見られている様子です。
また、タケルも男なので、可愛い女子のブロライトとヴォズラオに向けて旅をするシーンではドキドキしている様子が描かれていました。
ただ、野宿を繰り返していたブロライトの身体が臭かったことや大いびきをかきながら眠ることから、徐々にタケルの恋愛対象からは外れていくのでした。
ブロライトは世間知らずな部分があり少し危なかっしいため、タケルは妹のように接していました。
まとめ
- 素材採取家の異世界旅行記はパクり作品ではない!
- 異世界のんびり素材採取生活とタイトルや序盤の流れが似ているため、パクりと言われてしまった
- 素材採取家の異世界旅行記の魅力はタケルの人柄や穏やかな作風
今回の記事では、「素材採取家の異世界旅行記」がパクりと言われた理由や魅力について説明していきました。
非常に好きな作品ですし、いつかアニメ化して欲しいです!
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